期待される効果

 

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① 何よりも設置面積の制約がなくなります。我が国の400万ヘクタールの耕作地は作物とエネルギーの供給可能地域に変わり無尽蔵の油田を得たことに匹敵します。よってこの政策の発表だけでも原油高を阻止可能になります。

 

② 棒状・翼状の発電体は製造コストを風圧対策や傾斜設定が容易になり最小コスト化できます。目標3kW出力で70万円以下(年間3200kWh)

 

③ 不要な光線を遮るので過熱防止のための蒸散作用を適正にして灌漑用水が節約できるようになり、また地温も下がることが期待出来ます。

農地の上に設置することが賃貸する権利となり、収益が上げられることから農家の収入が倍増し後継者問題が解消出来ます。(後継者問題の解決)

過疎化の防止、農業就業人口の増加によって食糧自給率を改善できます。

 

⑤ 普及規模を日本の農地全体の3/4の300万haに実施すれば、年間農作収入に加えて9600億kWhの電力(電力価格を25円/kWhなら24兆円)が得られて、2億トンの原油輸入に匹敵する電力量となります。上記の太陽光発電規模を得るには約210兆円あまりの資金が必要ですが、大きな経済成長をもたらす元になり世界への供給体制も整うことになります。

 

⑥ 発展途上国のIT化を送電網を整備する前に促進出来(通信教育)民主化の柱になります。

⑦ 砂漠の緑化が促進出来ます。(光を覆って蒸散を抑える効果)

 

⑧ 棚に防虫網が取り付け易くなり作物の防除回数を減らせます。

参考:日本の水田は全部で300万ヘクタール有りますが、現在、その3分の1の100万ヘクタールを減反により半強制的に転作・休耕させています。これまで約30年間、減反が続けられましたが、米余り現象は何も解決していません。一度休ませた水田は、荒れて再び起き上がらせるのが大変なので、「休耕田」というより、「放棄田」と呼ぶべきだとの声も聞こえます。永年の減反強要は、農家の耕作意欲を著しく減退させ、水田は荒廃に向かいつつあるとさえいわれています。